長期留学の予定で、1年以内に帰国が決まっている方は「1年有効航空券」の購入を考えている方も多いのでは。
「1年有効航空券」とは簡単に言うと“復路便の日付変更”ができるチケットタイプの航空券です。
「1年以内に帰国は決まっているが、日付はまだ確定できない」「帰国日は決まっているが、先の日付なのでまだ予約ができない」といったお客様におススメです。
1年有効航空券の注意点
- 有効期間は日本出発日から現地出発日が1年以内
(例:日本出発2020年6月1日 → 現地発~2021年5月31日までの間) - 1年を超える日にちへの変更不可。
- 他の航空会社への変更不可。
(例:エアカナダ利用で購入したチケットの帰りをANAに変更することはNG) - 1年以内の日にちに、空席がなければ復路便の日付変更不可。
- 購入した航空券と同価格帯に空席がない場合、運賃差額(※1)の支払いが発生。
- 現地発が金曜~土曜日は週末料金10,000円が必要になる航空会社が多い。
- 購入時は 1回分の変更料を予算に含めて(※2)お考え下さい。
●(※1)運賃差額とは…
お客様からの質問で多いのがこの“運賃差額”です。
「変更手数料だけで変更できるのでは…?」
「運賃差額がなんでこんなに高いの…?」
★ その答えは航空券の料金設定に関わります ★
お客様の多くがご購入される航空券はエコノミークラスです。
しかし、同じエコノミークラスでも料金設定が違うのをご存じでしたか?
混みあってくると必然と安い席からなくなり、料金が高くなります。
また、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのハイシーズンに帰国する場合もお値段が高く設定されています。
①例えばエコノミークラスの中で A→B→C→D(高い→安い)という料金設定があるとします。
※この料金設定は各航空会社が独自に設定
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②航空券購入時は、帰国便を安いD料金(¥30,000)のエコノミー席で購入
↓
③復路変更希望日に、D料金のエコノミー席が満席で A料金(¥80,000)のエコノミー席しか空いていない。
その場合に、DとAの料金の差額分(¥50,000)が発生します。これが“運賃差額”です。
変更するタイミングでの混雑状況や運賃設定により変動するため、事前に運賃差額を把握することはできません。
また、繁忙期にはそもそも安い設定のエコノミークラスがない場合が多く、
変更したい日付が繁忙期と重なってしまう場合は、必然と運賃差額が発生してしまいます。
※各方面の閑散期/繁忙期が気になる方はこちらへ→《 人気都市一覧 》
●(※2)1回分の変更料を予算に含めるとは…
航空券予約はシステム上、ご予約時から330日~350日先の日付しか予約ができません。
そのため、長期滞在されるほとんどの方は1度は復路変更が必要となってしまいます。
①例えば、日本出発2020年6月1日 → 現地発2021年5月1日希望の場合
↓
②2020年4月1日に予約すると復路は2021年3月1日頃までしか予約できない
そのため、出発2020年6月1日 → 現地発2021年3月1日で予約/購入
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③出発後、もしくは予約ができるタイミングで復路の日付を変更
現地発2021年3月1日 → 現地発2021年5月1日に変更する
※この時に変更代金と、プラスで運賃差額が発生する場合があります
※もちろん帰国日が予約できる日付(この場合は2021年1月や2月etc)で確定していれば変更は必要なし!